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ラケットの特性の変化

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ATPのテニスツアーも先日最終戦が終了し、今年のシーズンが終わりました。今年の男子テニスは、4大大会の優勝者がそれぞれ違い、それでもジョコビッチは私が心配した「タッキーニの悪夢」に負けずにランキング№1でシーズンを終えました(ただし、ユニクロに替えてからグランドスラムを取ってませんが・・・・)。フェデラーはウインブルドンに優勝し、№1復帰、最後に№1の地位はジョコビッチに譲りましたが、№2でシーズンを終えました。マレーはオリンピック金メダルを始め、念願のグランドスラムをUSオープンの優勝で飾り、上々のシーズンでしたね。反対にナダルはフレンチを取ったまでは良かったですが、ウインブルドンで怪我をして以降、ツアー復帰出来ていない。等々今年グランドスラムに優勝した面々でも様々なシーズンでしたね。

ということで、前置きが長くなりましたが、フェデラーが今年シーズン始めから使用しているウイルソンの「PRO STAFF SIX.ONE 90」を夏前に購入してみました。
その後、そこそこ打ってみましたので、感想をまとめてみました。




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フェデラー使用ラケットのこのPRO STAFF SIX.ONE 90は、名前のとおり90インチ、17mm厚のいまどき珍しい難しいスペックのラケットですが、この「SIX.ONE 90」のシリーズは、昔の「PRO STAFF 」から続く独特の打ち味が心地よく、何度か他のメーカーに”浮気”しましたが、その都度戻ってきてしまうラケットとなっています。
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私がこれまで使用してきた「SIX.ONE 90」のラケット達です。

右から「N-SIX.ONE TOUR90」「k-SIX.ONE TOUR90」「PRO STAFF SIX.ONE 90」です。

「N-SIX.ONE TOUR90」はフェデラーが2004年の全豪オープン優勝後から使用を始め、2006年まで7つのグランドスラムタイトルをこのラケットで獲得してきました。

「k-SIX.ONE TOUR90」はNの後に2007年全豪オープンから使用を始め、2009年シーズン終了まで使用、4つのグランドスラムタイトルをこのラケットで獲得してきました。

その後、黒いボディの「SIX.ONE TOUR BLX 90」を経て今年2012年シーズンから 「PRO STAFF SIX.ONE 90」を使用、ウインブルドン優勝、ランキング№1復帰したラケットとなりました。

さて、「PRO STAFF SIX.ONE 90」の感想の前に最初の「N-SIX.ONE TOUR90」からお話しましょう。
このラケット、堅くて難しいラケットと思われがちですが、スイングスピードを上げていくと実によくしなるラケットでした。昔、ロシニョールのF200カーボンを使用していた私にしてみれば、”しなるラケット”は結構好みでして、このラケットの前に使用していたHEADのiプレステージMPをメインラケットの座から追い出し、その後ヨネックスやバボラ等の名だたるメーカーのラケットに浮気しても必ずこのラケットに戻ってくるくらい、このラケットの打ち味に気持ち良さを感じていたのですね。

フェデラーのラケットが「N-SIX.ONE TOUR90」から「k-SIX.ONE TOUR90」に変わった頃、私もこの「K」に変更したのですが、この「K」がかなり”弾く”ラケットで、しかも堅くそんなにしなるラケットではなくなってしまったので、使いづらく結構長い間封印していたんですね。
その頃もまた、いろいろなラケットに”浮気”していたのですが、ふと「この「K」にポリのガットではなくナイロンのガットを張ったらどうなるだろう???」と発想し、「K」に球乗りの良い「バボラ ファイバープレミアム」を張ってみましたら、これが見事にビンゴ!!見事に使いやすいラケットに変身、それでも「N」に比べればしならないラケットなので、感覚は若干「N」とは違いますが、逆にフラット系のショットやボレー、スマッシュは打ちやすいラケットとなっていました。

そして「PRO STAFF SIX.ONE 90」、「K」が「N」に比べてあまりにも球離れが早すぎて弾く感じの打ち味に変わってしまったので、一般ユーザーは「「N」のほうが良かった」という意見が多く、「N」に戻ってしまった方が多かったようなのですが、「SIX.ONE TOUR BLX 90」で以前の球乗りが良く、程良い弾きに変わり「PRO STAFF SIX.ONE 90」では『アンプリ・フィール・テクノロジー』を素材に使い、より繊細な打球感を出せるようにし、進化させているようです。

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さて、「PRO STAFF ~」打ち味についてですが、「N」から「K」については、弾き感とともにラケットのしっかり感が向上し(「K」でもほんの少ししなりは感じられます)、自分のテニスの向上にはこのしっかり感のほうが方向性としては良いのだろうなぁ~と思っていたのですが。それでも「K」は少し打ち味がソリッドかなぁ~と感じていました。特にオフヒットしたときの衝撃はちょっと厳しいところ・・・・・。その”ソリッド感”が「PRO STAFF ~」では若干マイルドに、そして少し高級な感じの打ち味にチューニングされたので、より万能なラケットに近づいたのだと思います。自分の本当の好みとしては「N」のようなしなる感触なのですが、「PRO STAFF ~」くらいの弾き感としっかり感があって、ソリッド過ぎない感じが今のテニスには良いのかもしれませんね。

さて、「N」「K」「PRO STAFF ~」と比較して、打ち味以外で一番大きいファクターは重量です。
「N」と「K」はジャパン・スペックとしてフレーム重量320gだったのですが、「PRO STAFF ~」はUSスペックの重量340gしかラインナップしていないので、20gの重量増は結構堪えました(汗)。それでもスイングスピードを落としちゃうとラケットの性能を出し切れませんので、一生懸命振るようにしております(爆)。
今売り出されているラケットは300gほどのラケットが多いのですが、この「PRO STAFF ~」は重い部類に入ります。でもそんじょそこらのボールには打ち負けないので、これからもう少し使っていってみることにしましょう。ちょっと体にはキツイですが・・・・(汗)。


さてさて、上の写真では久々に自分がこれまで使用してきたウイルソンのラケットを撮影してみました。
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一番古いのが、この「ウイルソンT-2000」ですが、すでにグリップがボロボロ状態でして、打つのは難しい状態です。でもこのラケットは打てなくても一生もんですな。

ということで、年末までにもう一回くらいテニスが出来れば良いなぁ~と思っている今日この頃でした。
by Tristan987 | 2012-11-18 16:55 | テニス


ようやく次の段階へ!!


by Tristan987

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