新型ルーテシアRS・・・・
ルーテシアRSに試乗するからには、先代のRSとの比較がかかせません。
ということで、今週もpinokirinさんにお付き合いいただき、先代ルーテシアRSの乗り味を味わいながらルノーディーラーへ向かいました。
1.エンジンのダウンサイズ(2リッターNAからテンロクターボへ)
2.シャシカップの乗り心地
3.5ドアの使い勝手
特に私は、エンジンの”出来の良さ”がそのクルマの気持ち良さと比例すると思っていますので、ここ最近流行りの「ダウンサイジングターボ」をルノースポールがどう仕上げてくるか!?に期待していました。
さて、走り始めます。懸案の1.6ターボですが、パワーの出方、トルクの出方、それぞれ普通な感じで扱いやすいエンジンです。それだけに、面白いか?というと、そういうエンジンではないと思ってしまいました。
この1.6ターボのエンジンは、基本的に日産の横浜工場で組み立てられているとのことで、今までのような”ディエップの息吹”が感じられるエンジンとは違うのかもしれませんが、先代RSの2リッターNAエンジンが高回転までよどみなく吹け上がり、パワー・トルクともに右肩上がりで絞り出されるエンジンで、楽しさ満載だっただけに、ちょっと肩すかしをくらった感じでした。
先代RSのような3ペダルMTでヒリヒリするようなエンジンフィールはマニアだけが喜ぶもので、ルノーとしては新しい顧客を掴む必要があったのだろうと思います。土曜日は、富士でルノーのイベントが行われていたために、先代RS等のルノーオーナーはほとんど見られなかったのですが、他メーカーのスポーツ系のクルマはちらほら居りましたので、戦略としては間違っていないのではないかと思います。
そしてエンジン以外の懸案事項ですが、シャシについては先代RSと同等と感じました(先代RSはシャシスポールで一段階柔らかい足です)。ただし、私の試乗の際に後部座席に乗られたpinokirinさんのご感想を聞きますと「もうちょっと柔らかいほうが・・・・」とのこと。ファミリー向けにはシャシスポールがオススメというところかも・・・・。
また5ドアになって、使い勝手は良くなったのだと思います。それでいてスタイルも良く、運動性能もスポイルされていないのですから、今回のルーテシアは一般の顧客に向けてはかなりアピールできるクルマに仕上がったのではないでしょうか。
さて、今回は短い試乗コースで新型RSのすべてを理解できたわけではありません。やはり高速等いろいろなシチュエーションで試乗してみたいですね。また、同じ1.6リッターのトゥインゴRSや2リッターターボのメガーヌRSとも乗り比べてみたいと思っています。pinokirinさんまたよろしくお願いしますね。
ところで、今週末から東京モーターショーが始まりますね。
私は11月24日(日)に行く予定です。ポルシェブース等々で見かけましたらどうぞよろしくお願いします(笑)。
by Tristan987
| 2013-11-17 23:06
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