オーストラリアンオープン(自分なりに総括)その2 ~女子編~

ご好評につき(?)女子の総括を書いてみます(笑)。
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男子に比べて、今年の女子は強豪がすべて揃った大会になりました。ウイリアムズ姉妹、ピアースが早期敗退してしまいましたが、その他は順当にベスト8に。そしてそのベスト8の中には帰ってきたこの人!
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ヒンギスも名前を連ねました。さて、女子で気になった人達についてそれぞれひと言。。。。。

まずはダベンポート。実力的にはやはり№1を張れるだけのものはありますが、どうもここ最近大きい大会で最後まで勝ちきれてませんね。今大会でもエナンにフルセット負け、気力が続かないのか?体力が続かないのか?もうひと花咲かせてもらいたいところです。

そして大人気のシャラポワ。確かに強いですね。今大会もちょっと苦手にしている!?エナンに準決勝で逆転負けを喰らいましたが、実力は確かだと思います。ただ日本での過剰すぎる報道には閉口してしまいます。今までテニスのテの字も放送していなかった局までシャラポワの1回戦からニュースにしていました。もちろん他の選手のニュースは無し。シャラポワが負けた途端、決勝も報道せず!シャラポワ本人にまったく責任はありませんが、こんな報道しているメディアがあるから日本でのテニス人気が根付かないのでしょうね。

そしてヒンギス。1月にも書きましたが、確かに復帰してこの時点でここまでフィットするとは思っていませんでした。変なミスもしませんし、ゲームメイクも以前と同様、素晴らしいものでした。
ただ、準々決勝クリスターズに負けた試合では、さすがにパワー負けしてました。クリスターズはヒンギスのフォア側に強打し、若干浮いたボールをヒンギスのバック側に角度を付けてたたき込む。といった戦法を使ってましたね。これからヒンギスはこのフォアに来る強いボールをどう返球するか?が課題のように思います。

そのヒンギスを破ったクリスターズ。準決勝のモレスモー戦で足首を怪我しました。私の敬愛する岩佐さんのブログによると、全豪オープンのコート「リバウンド・エース」はシューズが引っかかりやすく、足首をひねるケースが多いとのこと。選手の一生にかかることですので、早期の改善を望みたいですね。そのクリスターズ、せっかくこの大会でランク№1になったのに、この怪我で足首のじん帯を切ってしまったそうで、長期離脱になってしまうかもしれません。

さて、この強豪達の中から決勝に進出したのは、モレスモーとエナン。モレスモーは昨年暮れのWTAツアー最終戦で優勝したものの、これまでは実力は№1なれどグランドスラムイベントとなると早期敗退してしまったり、大舞台での弱さを路程してきた選手でした。ただし、上記のようにツアー選手権の優勝で何か吹っ切れるものが出て、精神的な強さが身に付けば、何かやってくれるのではないか?という気持ちになっています。

かたやエナン。昨年の全仏チャンピオンも、その後は怪我に悩まされ、今大会もダベンポートやシャラポワにファイナルセットでようやく逆転して勝ち上がる、といった苦しい大会となっていました。
それにしても、両者とも片手バックハンド、しかも素晴らしいバックハンドトップスピンとスライスを持った二人、女子の決勝では珍しい片手バックの打ち合いを期待していました。
しかしながら蓋を開けると、モレスモーの攻め方がとにかく素晴らしい!フォアもバックもいつもよりスピンを多めにかけ、しかも充分に深さを持ったボールを相手コートに打ち込みました。エナンとしては自分のコート深く入ってくるスピンの効いたボールに対し、合わせるのが精一杯、たまに打つ起死回生の強打もコントロールが悪く、ミスが目立ちます。
もう、終始モレスモーがストロークの主導権を握り、エナンは反撃する隙を見いだせません。第一セット6-2でモレスモーが先取。第二セットでエナン盛り返すかと思ったら、モレスモーが変わらないペースでボールを打ち込むのに対し、エナンのミスがどうしても目立ちます。っとしたところで、エナンがネット際で何か訴えています。それからは皆様ご存じのとおり・・・・・。

決勝は非常に残念なことになってしまいましたが、モレスモーの優勝は文句なく称えられるべきものであったと思います。あのままエナンの体調が良く、試合が続けられていても、エナンは反撃する策を持ち合わせていなかったであろうと思います。それほどにモレスモーのテニスが、全豪の「リバウンド・エース」のコートにマッチしていましたね。
また、優勝するまでのコンディション作りが完璧だったのでしょう。

さて、女子のツアーははこれから尚更面白くなるでしょう。ダベンポートやウイリアムズ姉妹の米国勢。クリスターズやエナンのベルギー勢。シャラポワやデメンティエバのロシア勢。モレスモーやピアースのフランス勢。もうどの選手が優勝してもおかしくない時代になりました。そしてもう一人、スイスのマルチナ・ヒンギス。奇しくもヒンギスが休んでいる間に一時代を築いたフェデラーも同じスイス人。今の「パワーテニス」に対抗する「戦術のテニス」でぜひ頑張って欲しいものです。そうそう!忘れてはならないのが、日本の女子テニス。杉山、浅越はここ最近ちょっと調子が出てませんが、全豪で活躍した中村藍子、ジュニアで活躍している森田あゆみ、と期待の若手も出てきています。ぜひ次の全仏オープンでの活躍を期待したいものです。

最後に、全豪決勝でリタイアしたエナンに寄り添い心配しながら声を掛けているモレスモーの映像について。やはりこの人も人格者なんだなぁ~と思いました。自分がグランドスラム初優勝で本当は天にも昇る嬉しさで一杯なはずなのに、仲間の身体を気遣う・・・・。良いシーンを見せてもらったと思います。

さて、次は全仏オープン。女子も男子もどんなドラマが待っていることでしょう!!期待したいものです。


(男子も女子も、長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。)
by Tristan987 | 2006-02-03 01:57 | テニス | Comments(6)
Commented by ぼびぃ at 2006-02-03 12:04 x
お返事読みました、テニスの前に私のボクスターについてですが、まだ海の上と思っていた矢先、先日連絡が参り既に豊橋に入港済みで来週には届くとの事、予定より1ヶ月も早く、のんびり構えていた為、少し困ってます。女子決勝は棄権で終ったんですね、読んでエドベリの棄権を思い出しました。最近はプロのテニスを中々見れてない私ですが、おっしゃったアガシ・ラフターの決勝は見ましたよ。あれはいい試合でしたね、疲れましたけど…。彼以降、オーストラリアンテニスの選手がいませんね。とても残念です。また、89年の全仏決勝はベッカーなら勝っていたと思います(笑)。準決も惜しかったですからね、3セット目を取り4つ目を押し切った段階で僕もベッカーが勝つと思いました。84年のマッケンローも3セット目ぐらいまでは簡単にレンドルに勝つと思いました…かなり前ですが若いコーチの子が見たいというので、久々に見ましたが、あれは残る名勝負ですね。Tristanさんは岩佐さんが御好きの様ですね、私は上記の試合を実況していたテレ東の藤吉さんが好きでしたね~。あの方の実況と川廷さん渡辺康二さんの解説で育ちました。では 失礼します。
Commented by japanblue12 at 2006-02-03 21:22
こんばんは
さてパンパシ、いきなりヒンギスvsシャラポワが実現しましたね!
昼間はまた慣らしで走り回っていますので、録画して夜みようと思います。私的にはヒンギスを応援しまーす。
Commented by tomtomtoms at 2006-02-03 22:01
ウ~ん。とうならせる気持ちのこもった長文でしたね。よくテニスのわからない私にもいまの女子テニスの一部が垣間見えたようなきがしました。ヒンギスが帰ってきて少し女子テニスの報道も増えてきましたね。これからが楽しみです。個人的にはダベンポート応援しています。大きい方なんですよね。
Commented by Tristan987 at 2006-02-04 23:23
>ぼびぃさん
こんばんは。まずはボクスターの件よかったじゃないですか!2月中に納車できそうですね。さて、私もテレ東、藤吉さんの実況と渡辺康二さんの解説で育った一人です。あの「ワールドビッグテニス」は毎週の楽しみでした。今じゃ当たり前のように言われている、タイブレーク中の「ミニブレーク」という言葉も藤吉さんが初めて使った言葉でした。また、川廷さんについては、88年全仏のビランデル対アガシの準決勝での言葉が今でも印象に残っています。その試合、最初は優勢だった”まだ長髪の”アガシでしたが、ビランデルの粘りにあい、ファイナルセットへ。しかしアガシは足の痙攣もあって、全くやる気を失ったプレーとなり力尽きました。そのアガシのプレーに、川廷さん「この選手がこれから一流になるには、これから先なお一層の努力と、最後まで諦めない気持ちが必要ですね。今のままではまったくダメです。」とコメント。ちょうどアガシが彗星のごとく出てきた頃で、川廷さんの”ダメ出し”にはビックリしたのですが、確かに的を射たコメントだと思いました。その後アガシはまさに最後までゲームを諦めない、素晴らしいプレーヤーになりました。
Commented by Tristan987 at 2006-02-04 23:33
>japanblue12さん
こんばんは~。
パンパシ。ヒンギス勝ちましたね!!(もうネタばらして良かったでしたか?)。私も録画して、先ほど見たのですが、まあシャラポワの強打に振り回されて終わりか?と思っていたのですが、ところがどっこい!ヒンギスの”展開の早さ”が完全に上回りました。シャラポワの強打をしっかり受け止めて先に左右に振り回す。まさしく”女王”のテニスでした。この勢いで明日の決勝も勝利して欲しいものです。
シャラポワも、ちょっと若さが出たようです。グランドスラムタイトルを幾つも取れるようになるには、まだもうちょっと時間が掛かるかもしれませんね。
Commented by Tristan987 at 2006-02-04 23:39
>tomtomさん
すみません。また長~い文章をお読みいただいて・・・・・。
ヒンギスは、ただ帰ってきただけでなく、今のテニスをよ~く研究し、また自分も進化して帰ってきていることが素晴らしいところだと思います。ヒンギスが頑張っているのだから、きっとダベンポートもまた活躍してくれますよ!


ようやく次の段階へ!!


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