テニス日本リーグ 第2ステージ
北日本物産(通称 北物)は、全日本選手権4度優勝、ずっと日本のトップをはってきた男、本村剛一選手がエース。昨年、一昨年の全日本選手権ベスト4、現在日本ランキング9位の岩見 亮がポイントゲッターです。
かたや三基商事(通称 ミキ)チームには、現在の日本ランキング1位の添田 豪、3位の松井俊英を要し、昨年逃した優勝を目指します。
この優勝候補2チームの対戦だけあって、観客も次第に集まってきます。対戦はシングルス2戦とダブルス1戦の計3戦で勝負を決めるのですが、残念ながら北物のポイントゲッター岩見 亮が怪我のため出場できず、代わりに日本ランキング21位の加藤季温が出場。ミキのほうもランク1位の添田 豪が、全豪オープンの試合から帰ったばかりなので温存させ、代わりにランク12位の茶圓鉄也が出場となりました。
さて、対戦と結果ですが、次のとおりです。
シングルス2
(北物) 加藤季温 VS (ミキ) 茶圓鉄也
このシングルス2の対戦は、ミキの茶圓が6-1・6-0で圧勝です。とにかく茶園のフラット気味のストロークが的確にコーナーを突き、終始試合をコントロールしていました。トップスピン全盛の現代のテニスですが、茶圓のテニスのようにフラットドライブで相手を振り回すテニスも素晴らしいものですね。
加藤は昨年までダブルスで日本リーグを戦ってきた選手ですが、ちょっと茶圓あたりと対戦するには荷が重かったかな?といったところです。
シングルス1
(北物) 本村剛一 VS (ミキ) 松井俊英
北物のエース兼監督の本村剛一と昨年の全日本選手権ファイナリストの松井俊英の対戦ですから、第2ステージ最高の対戦と言っても良いのではないでしょうか。
本村はベースラインからの強打で相手を振り回すテニス。松井は強力なサーブとネットプレーが得意な選手ですので、対照的なプレーを見ることができます。
案の定、本村のストロークと松井のサーブ&ボレーの戦い。第1、第2セットともタイブレークでお互い持ち味を出して取り合います。勝負の第3セット。ここへ来て松井に足の痙攣が!。応急処置し、あまり影響は無くなったように思えましたが、微妙にファーストサーブが入らなくなります。そうなると本村のペース、ストロークで振り回し、松井のストロークミスを誘い、無理してネットに詰めた松井の傍らをパスが通ります。
結局、7-6・6-7・6-3で本村の勝利!。でも松井、頑張りました。もうちょっとストロークが安定していれば結果は違ったものに・・・・?。
ダブルス
(北物) 竹内・小ノ澤 VS (ミキ) 石井・クォン
北物のダブルスは今年の新メンバーの二人。かたやミキは、元全日本チャンピオンの石井弥起と日本ランク8位のクォンのペア。やはり北物のペアには荷が重くミキのペアが、6-1・6-3で勝利。チームの勝利ももぎ取りました。とにかくボレーの精度、リターンの精度がまるで違います。この2点の実力差があるとダブルスで勝つにはかなり難しくなってしまいます。
さてさて、そんなこんなで日本リーグも第2ステージが終了し、2月中旬に行われる決勝トーナメントを残すのみとなりました。前述のように北物とミキが優勝候補と見ますが、北物については、ポイントゲッターの岩見が復帰できるのかどうかで、戦力的に差が出てしまうところです。かたやミキは添田が帰ってくれば、盤石の体制を作ることが出来、もう一つのブロックにいる昨年優勝チームのソニーが今年はリーグ敗退したので、今年は優勝の本命ということになりそうです。
来月のトーナメントが楽しみになったところで、今日は終わりにします。
女子の試合も勉強になりますし、楽しいですよ。今年は「島津製作所チーム」を応援です。ちょと気になる選手が・・・・・(笑)。
by Tristan987
| 2007-01-21 23:19
| テニス