ABARTHイッキ乗り!!
pinoさんの運転で試乗がスタートします。500は、135ps / 5500rpmのパワーと21.0kgm / 3000rpmのトルクを捻り出します。
202psで21.5kgmのルーテシアRSと比べちゃうとどうか?と思っていたのですが、いやいや結構活発に走るじゃないですか!!まああの小さくて軽い車体ですので、そこそこ予想がつきましたが、想像以上の走りの良さがあります。
そして傍らにある「スポーツボタン」を押すと、ターボのブーストの制御やハンドルの重さが変わるのですが、これがまたかなりの変わりようでビックリ!!。pinoさん曰く「倍くらいハンドルが重くなる」とのこと。後で私も試乗することになりますが、この「ノーマルモード」と「スポーツモード」の差は歴然でした。
こちらは、私がハンドルを握らせていただきました。まずクラッチの感覚ですが、ボクスターなみの重さのクラッチペダルですが、意外と簡単に繋がります。シビアさは全くありません。MTのシフトはフロアではなくフロントパネルの下部にあって、カッチリ感はありませんが、渋さは無く、スコスコ入ります。
こちらは「スポーツモード」にしなくても動力性能については何も不満はありません。飛ばそうと思わなければ、ノーマルモードで充分の動力性能ですし、楽しく運転できます。「スポーツモード」に入れると、ターボのブーストが低回転から利き出し、ボクスターも顔負けのダッシュ力を見せつけます。ハンドルも重くなり”汗かきながらのスポーツ走行”が体感できます。決して洗練されたFF車というものではありませんが、楽しく運転できるFF車としては、ルーテシアRSに勝るとも劣らないでしょう!!。ただし「エッセエッセ」の場合は後部座席の乗り心地は若干厳しいようですが・・・・・(爆)。
やはり500と比べると車格が1クラス上ですので、後部座席の居住性も良好です。グランデプントのほうは155ps/5500rpmで20.5kgm/3,000rpmですが、500よりも120kg重いクルマです。後部座席でも感じたのですが、500に比べて安定はしていても、出足は遅くキビキビとしたところはあまり感じられません。洗練・・・という意味では500よりもこちらが上なのかもしれませんが、乗っていて面白いのは500のほうかな!?と思いました。pinoさんはシートとシフトレバーの位置が合わなかったようで、これもpinoさんにとってはマイナス点になったようです。
さて、今回のABARTHの試乗については、期待を大きく上回った結果となりました。私も駐車場の問題が無ければ、1台欲しい・・・・と思ったほど(爆)。それにしても、500しかりルーテシアしかりヨーロッパには楽しいクルマがいっぱいありますが、なぜに日本のメーカーは楽しいクルマを作ってくれないんでしょうかねぇ~。
by Tristan987
| 2010-02-11 23:27
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